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京セラは、傘下の京セラミタ（京都市）が持ち分法適用関連会社でドイツの情報機器販売会社TA Triumph-Adler AG（トライアンフアドラー、バイエルン州ニュルンベルク市。売上高約540億円）を、TOB（株式公開買い付け）により子会社化すると発表した。株式の所有割合を現在の29.99％から60～75％に引き上げることを目指す。

トライアンフアドラーはドイツでプリンターや複合機など事務機器の販売・サービスを手がける老舗企業。ドイツ国内に60カ所の直販拠点を有し、欧州や中近東・アフリカに輸出も行う。京セラはトライアンフアドラーの持つ直販組織によるソリューション提案型販売やサービス体制をドイツ以外の欧州諸国にも展開し、広範な地域での事業展開を目指す。

TOBの買付価格は１株あたり約231円で、過去３カ月の終値の加重平均株価を171％上回る水準。TOBの買付予定数や買付予定額は非公表。公開買付は2009年２月中に終了することを予定している。