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UBICは31日、米国の訴訟で証拠として求められる電子データの証拠開示サービスを手がける現地EvD, Inc.（カリフォルニア州サンフランシスコ。売上高27億4000万円、営業利益4億4700万円、純資産3億8500万円）の全株式を取得し、子会社化した。取得価額は約38億700万円。

米国では電子データが爆発的な増加を続けていることから、より効率のよい証拠開示サービスの需要が増大している。EvDは1997年創業で、西海岸を中心に主要法律事務所などを顧客としている。UBICは2010年に電子証拠開示支援ソフトウエアの「Lit i View」を発売。英語だけでなく日本語や中国語などのアジア言語に対応し、人工知能をエンジンとするデータ解析機能が搭載されている。EvDを取り込み、米国の電子証拠開示業界におけるシェア拡大を目指す。