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エーザイは消化器疾患領域事業の一部を、味の素傘下の医薬品会社である味の素製薬（東京都中央区。売上高432億円、営業利益9億円、純資産356億円）と統合することを決めた。エーザイは対象事業を味の素製薬に移管したうえで、その対価として味の素製薬の株式60％を取得して統合新会社（味の素の持ち株比率は40％）を子会社化する。重複機能の見直しなどで収益性を高め、新薬開発のための十分な経営資源を確保し、消化器に特化した医薬品企業を目指す。取得予定日は2016年4月1日。

統合新会社の社名は「EAファーマ」に改める。エーザイが事業移管するのはプロトンポンプ阻害剤「パリエット」（販売中）、胃炎・胃潰瘍治療剤「セルベックス」（同）、難治性逆流性食道炎維持療法「E3810（ラベプラゾール）」（開発中）などで、直近売上高は399億円。