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エスペックは、HALT＆HASS試験機を製造・販売する米国QUALMARK CORPORATION（コロラド州。売上高16億1000万円、営業利益7870万円、純資産8億9900万円）を完全子会社化することを決めた。QUALMARKが、エスペックの現地子会社を吸収合併する逆三角合併方式を取る。取得価額は16億5000万円。取得予定は2015年12月。

HALT&HASSは1980年代に米国で考案された試験方法で、製品の使用限界を超えた高ストレスを加えることで、設計・製造段階における初期不良を検出することができる。欧米を中心に航空機、自動車、エレクトロニクス分野で採用されている。QUALMARKはHALT＆HASS事業のトップブランドで、一般的な環境試験よりも短い時間で製品の故障を検出する加速試験において独自のノウハウを持つ。エスペックは同社を取得することで、製品開発効率化に向けて高まる顧客ニーズに対応したいとしている。