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オリンパスは英国子会社を通じて、内視鏡検査向けクラウドAI（人工知能）開発の英国Odin Medical Ltd.（ロンドン。売上高1億5500万円、営業利益△1500万円、純資産5500万円）の全株式を取得し子会社化した。主軸である医療関連分野の取り組み強化の一環。取得価額は約55億円。これとは別に、子会社化後の業績達成状況に応じて最大約55億円を追加で支払う契約となっている。取得日は2022年12月19日（現地時間）。

Odinは2018年に、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン（UCL）に在籍する臨床医とAIの専門家によって設立された大学発ベンチャー。同社が開発した内視鏡用クラウドAIソフトウエアは手技や臨床データをリアルタイムに収集・分析し、医療従事者の管理作業上の負担軽減や、臨床現場での意思決定の支援などに役立つという。

オリンパスは医療用内視鏡で世界シェア7割を持つトップメーカー。