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三洋化成工業は、中国で高吸水性樹脂の製造・販売を手がける三大雅精細化学品（南通）有限公司（SDN、江蘇省。売上高179億円、営業利益3億200万円、純資産118億円）の全持ち分を、同国で化学品の製造・販売を手がける南通江天化学股份有限公司（江蘇省）に譲渡することを決めた。三洋化成は、高吸水性樹脂事業と、江蘇省南通市で展開する界面活性剤・ウレタン樹脂製品の生産事業からの撤退を決めており、その一環。譲渡価額は未確定。譲渡予定は2024年12月末まで。

SDNの親会社で高吸水性樹脂の製造・販売を手がけるSDPグローバル（東京都港区）とマレーシアのSDPグローバル（マレーシア）SDN. BHD.（ジョホール州）、界面活性剤・ウレタン樹脂などを製造・販売する三洋化成精細化学品（南通）有限公司（江蘇省）については、12月末までに解散する。今後はカーボンニュートラルやQOL（生活の質）の向上に貢献できる成長事業に経営資源を集中させる。