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コンセックは10日、通所介護、居宅介護支援、訪問介護などを手がける子会社のサンライフ（広島市。売上高3億5600万円、営業利益△2050万円、純資産△2億3300万円）の全株式を、有料老人ホーム運営の「元気な介護」（札幌市）に譲渡することを決めた。コロナ禍による介護サービス利用者や施設入居者の減少で経営環境が悪化したのを受け、経営効率を高めて収益性を向上させる。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年9月30日。

元気な介護は全国規模で介護事業を展開していることから、サンライフの事業運営の安定化も期待する。サンライフの株式はコンセックが83.3％、日本鉱泉（広島市）が16.7％保有するが、事前にコンセックが全株式を取得した上で、元気な介護に譲渡する。