M&A NEWS

2025/08/14

マンション向け電力販売のレジル<176A>、ベインキャピタルのTOBで非公開化

マンション一括受電サービスを提供するレジルは、米大手投資ファンドのベインキャピタルによるTOB(株式公開買い付け)で株式を非公開化する。レジルは2024年4月に東証グロース市場に新規上場したが、株式市場の評価を得ながら成長するより、社外の人材や経営ノウハウを活用しながら企業価値向上に取り組むほうが有益と判断した。近隣業界への投資実績を持ち、M&Aの支援も受けられるベインキャピタルの実績を評価し、非公開化を選択した。

TOBを実施するのは、ベインキャピタルが投資助言する投資ファンドの完全子会社のBCJ-100(東京都千代田区)。レジルはTOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨している。TOB成立後に、レジルの東証グロース市場での上場は廃止される見通し。

買付価格は1株あたり2750円で、公表前営業日の終値2004円に対して37.23%のプレミアムを加えた。買付予定数は1134万4650株で、下限は453万4800株(所有割合22.20%)。応募が下限に満たない場合は買い付けを行わない。TOBによる買付代金は最大で約311億9800万円。

買付期間は8月15日から10月10日までの39営業日。決済の開始日は10月20日。公開買付代理人は大和証券。

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