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リユース（中古品）買取・販売の大黒屋ホールディングスはコロナ禍以降の在庫水準の大幅な低下に伴い、業績不振が続いており、抜本的な経営立て直しに向けてSBIホールディングス系の国内投資ファンドであるキーストーン・パートナーズ（東京都千代田区）の傘下に入る。

キーストーンは大黒屋HDが実施する約43億6500万円の第三者割当割当増資を12月11日付で引き受ける。これに伴い、大黒屋HDの株式68.54％を取得し、子会社化する。大黒屋HDは調達資金のうち6割近い24億5000万円を運転資金として在庫買り取りに充てる。

大黒屋HDは売り上げの源泉となるリユース品の在庫水準が現在、コロナ禍以前のおよそ3分の1に落ち込んでいる。この結果、在庫買取資金の不足を来す悪循環に陥っており、事業の安定化のうえで資金確保が急務になっていた。