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住友化学は汎用樹脂のポリプロピレン（PP）、ポリエチレン（PE）などの国内ポリオレフィン（PO）事業を、三井化学と出光興産の共同出資会社であるプライムポリマー（東京都中央区）に統合することにより、内需縮小に伴い国内PO需要が今後さらに減少することが見込まれる中、競争力強化につなげる。3社はいずれも千葉県の京葉コンビナートに主力製造拠点を構えており、事業統合による生産の最適化などで年間80億円以上の合理化を目標とする。

プライムポリマーは2005年設立で、三井化学が65％、出光興産が35％を出資する。住友化学はPO事業を会社分割によりプライムポリマーに譲渡し、同社株式の20％相当を取得する。統合後のプライムポリマーへの出資構成は三井化学が52％、出光興産が28％となる。

住友化学が譲渡するPO事業の直近業績は売上高1003億円、営業利益8億900万円（2025年3月期）。譲渡は2026年7月、27年4月の2段階で行われる予定。