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大和ハウス工業は、不動産販売・賃貸・仲介事業のコスモスイニシアが実施する第三者割当増資を引き受け子会社化することを決めた。新築マンション開発や、中古マンションなどの流通仲介・リフォーム事業、既存の集合住宅などにおける大規模修繕事業の受注拡大などの協業をさらに進める狙い。増資引き受けの結果、大和ハウス工業の持ち株比率は63.25％（議決権ベース）となる。コスモスイニシアのJASDAQへの上場は維持する。取得価額は95億円。払込予定日は2013年6月27日。

コスモスイニシアは1969年設立で、旧社名はリクルートコスモス。2006年にコスモスイニシアに商号変更したが、サブプライムローン問題やリーマンショックなどにより業績が悪化。2009年に事業再生ADR（裁判外紛争解決手続き）を申請した。大和ハウスとマンション事業の共同開発などの業務提携を実施し、事業再生に取り組んでいる。