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旭化成は、バッテリーセパレーターなどを製造する米国Polypore International, Inc.（ノースカロライナ州シャーロット。売上高756億円、営業利益104億円、純資産737億円）を約2617億円で買収すると発表した。旭化成の米国子会社と合併させる。合併完了は2015年4月以降となる見込み。

Polyporeは1966年設立で、今後成長が期待されるリチウムイオン二次電池用のセパレーターや自動車向けなどで広く普及している鉛蓄電池用のセパレーターのほか、医療・工業用膜関連の高分子ポリマー膜を製造する。今回、旭化成が買収の対象とするのはバッテリーセパレーター事業で、電子材料分野における技術力向上と事業拡大を狙う。

医療・工業用膜事業については、合併完了に先立ち、米国の化学・電気素材製造大手3M Company（ミネソタ州）が取得することで合意している。