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日本研紙は、全額出資する中国製造子会社の常州日研磨料有限公司（江蘇省。売上高1億3000万円、営業利益△2億1800万円、純資産21億2000万円）の出資持ち分70％を現地企業に譲渡することを決めた。譲渡価額は約4億3800万円（2310万人民元）。2015年7月から8月をめどに譲渡する予定。

常州日研磨料は2011年11月に設立されたが、中国市場における研磨布紙の価格競争激化などによりグループ全体の業績の大きな下押し要因となっていた。日本研紙はグループ単体での継続は困難と判断し、一部OEM（相手先ブランド生産）を受託していた現地の淄博理研泰山涂附磨具有限公司（山東省）に譲渡することにした。引き続き30％を所有し事業協力関係は維持するという。