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2016/12/15
富士フイルムホールディングス<4901>、武田薬品工業<4502>傘下で試薬製造の和光純薬工業をTOBで子会社化
富士フイルムホールディングスは子会社の富士フイルム(東京都港区)を通じて、武田薬品工業の子会社で試薬・化成品・臨床検査薬の製造・販売を手がける和光純薬工業(大阪市。売上高793億円、営業利益77億6000万円、純資産1250億円)に対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。富士フイルムは9.5%の株式を所有しているが、TOBで全株式の取得を目指す。富士フイルムグループが注力する再生医療事業やメディカルシステム事業、医薬品事業に加え、電子材料事業などでの相乗効果を見込む。和光純薬はTOBに賛同している。
和光純薬は非上場で、武田薬品グループが約71%の株式を所有している。買付価格は1株につき8535円。買付予定数は1812万7583株。買付代金は最大で約1547億円。買付期間は2017年2月27日~4月3日。決済の開始日は4月21日。また、和光純薬は今回の取引の一環として、約970億円で自己株式を取得する。TOBと自己株式取得を合わせた一連の取得価額は約2510億円。
和光純薬は1922年設立。武田薬品の化学薬品部門を分社化して発足した。富士フイルムとは写真感光材料の生産に必要な発色剤などの供給で長年取引関係にあった。
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