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三菱商事と中部電力は25日、欧州で総合エネルギー事業を展開するオランダのEneco Groep N.V.（ロッテルダム）を買収したと発表した。三菱商事が80％、中部電力が20％出資して設立した新会社が全株式を41億ユーロ（約5000億円）で取得した。両社は昨年11月に買収の優先交渉権を獲得していた。Enecoはオランダほか、ベルギー、ドイツなどで電力・ガス・熱併給のエネルギー事業を広範に展開している。再生可能エネルギーの普及に伴う小規模分散電源に関する技術力・ノウハウなどを取り込む。

Enecoの全株式はオランダ国内44自治体が保有していたが、これを三菱商事と中部電力の共同出資会社のDiamond Chubu Europe B.V.（アムステルダム）が100％取得した。