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2016/07/27
三菱ケミカルホールディングス<4188>、インド・中国の合成繊維事業3子会社を譲渡
三菱ケミカルホールディングスは子会社の三菱化学(東京都千代田区)が保有する、インドと中国の合成繊維原料メーカー3社の持ち分を譲渡することを決めた。中国での設備過剰の影響などから市況が低迷しており、事業の継続は難しいと判断した。今後は成長が見込める高機能素材やヘルスケアの分野に注力する。
譲渡するのは、ポリエステル繊維原料の高純度テレフタル酸を製造・販売するインドMCC PTA India Corp. Private Limited(MCPI、西ベンガル州、所有割合95%)、中国の寧波三菱化学有限公司(NMC、浙江省、所有割合90%)、スパンデックスの主原料であるポリテトラメチレンエーテルグリコール製造・販売のMCC 高新聚合産品(寧波)有限公司(MAP、同、所有割合100%)の3社。直近業績はMCPIが売上高735億円、純資産△779億円、NMCが売上高436億円、純資産△170億円、MAPが売上高68億円、純資産5億200万円。
MCPIの譲渡先は、石油化学事業子会社を持つ米投資会社The Chatterjee Group(ニューヨーク州)の傘下企業。NMCとMAPは石油精製・石油化学事業会社に出資する投資会社の利万集団有限公司(香港)とそのグループ企業に譲渡する。
三菱化学はMCPIの持ち分を最大99.4%に高めた後、9.0%を除く全株式を譲渡する。譲渡価額は約50億2000万円。譲渡予定日は2016年10月末。
NMCについては投資子会社を通じて100%子会社化した後に全持ち分を譲渡する。譲渡価額は約73億7000万円。MAPの譲渡価額は約4億700万円。譲渡予定日はともに2016年12月末。
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