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2017/10/31
投資ファンドのMBKパートナズ、黒田電気<7517>をTOBで子会社化
アジア系投資ファンドのMBKパートナーズは、黒田電気の完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。電子部品専門商社を取り巻く事業環境の変化で業績が悪化しており、非公開化により迅速に意思決定を行う体制を整え、企業価値を高めるのが狙い。買付代金は約771億円。黒田電気はTOBに賛同している。TOBが成立すれば、同社の東証1部への上場は廃止となる。
買付主体はMBKパートナーズ傘下のKMホールディングス(東京都千代田区)。買付価格は1株につき2720円で、前営業日の終値2020円に対して34.65%のプレミアムを加えた。買付予定数は2837万8330株。買付予定数の下限は所有割合50.3%にあたる1891万8900株。買付期間は2017年11月2日から12月15日まで。公開買付代理人は大和証券。決済の開始日は12月22日。黒田電気の株主となっている旧村上ファンド系の投資会社らはTOBに応募せず、TOB終了後に黒田電気が実施する自己株式の取得に応じて株式を売却することで合意している。
黒田電気は1945年に電気絶縁材料の卸売りを目的に黒田商事営業所として創業。電気材料や一般電子部品、機械装置を扱う独立系の商社として事業を展開してきた。1996年に大証2部、2000年に東証1部に上場した。
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