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グループとして経営資源の相互活用や意思決定の迅速化を図る狙い。現在、プレサンスコーポレーション株の63.42％を所有しており、残る株式をTOB（株式公開買い付け）で取得する。

買付価格は1株につき2390円で、TOB公表前日の終値1962円に21.81％のプレミアムを加えた。買付代金は約607億円。買付予定数は2538万8517株。下限は所有割合3.25％にあたる225万5228株。買付期間は1月14日～2月26日の30営業日。決済の開始日は3月5日、公開買付代理人はSMBC日興証券。

プレサンスは1997年に不動産販売を手がける日経プレステージとして大阪市で設立。自社ブランドマンションの販売開始に伴い、2002年に現社名に改めた。2007年に東証2部に上場し、2013年に東証1部に昇格（2022年4月に東証スタンダード市場へ移行）。

オープンハウスグループは2020年にプレサンスとの資本業務提携に伴い、約32％の株式を取得し、筆頭株主となった。翌21年に増資引き受けやTOBを通じて所有割合は60％超に引き上げ、子会社化した。オープンハウスは戸建住宅が主力で関東を地盤とするのに対し、プレサンスは関西を地盤にマンション開発を手がけるなど補完関係がある。