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2025/01/30
ジーエフシー<7559>、MBOで株式を非公開化
ジーエフシーは、和食を中心とする業務用加工食材の製造・販売を引き続き中核事業としつつ、中長期の視点で海外展開の拡大や新事業の創出を進めるにはMBO(経営陣による買収)を通じた非公開化が望ましいと判断した。創業家出身で社長の西村公一氏が設立したQuartz(岐阜市)がTOB(株式公開買い付け)を行う。買付代金は最大81億5400万円。
ジーエフシー株の買付価格は1株につき2020円で、TOB公表前営業日の終値1391円に45.22%のプレミアムを加えた。筆頭株主で西村社長ら創業家の資産管理会社であるニシムラ(岐阜市)は所有する26.99%の株式についてTOBに応募しない。
買付予定数は403万6806株。下限は所有割合39.68%にあたる219万3900株。買付期間は1月31日~3月17日の30営業日。決済の開始日は3月25日。公開買付代理人は野村証券。
大株主のうち、第3位の十六銀行(所有割合4.4%)、第5位の大垣共立銀行(同3.42%)などはTOBへの応募を決めている。
ジーエフシーはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。
ジーエフシーは1972年、珍味食材の卸小売りを目的に創業者の西村悦郎氏が岐阜珍味として設立。1991年に現在のジーエフシーに社名を変更。1997年に株式を店頭登録した後、2004年にジャスダックに上場(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。
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